今、ここではないもの、農家さんの視点
農家さんと話して気が付いたこと。
農業は長期的な目線が必要であるということ。
作物は一夜にしてならない。1年、2年…そのくらいしてやっと実がなったりする。
もっと美味しくしたい、と考えるなら、土や肥料や育て方によって工夫する。
その効果も一朝一夕で出るものでもないから、粘り強く、長期的に見ていかなければならない。
都市生活のように、短期的な利益を追求する考え方とは異なるなあと感じました。
都市での生活の中では、私たちはとりあえず今、ここのことばかりを考えている気がします。
インスタグラムで写真を挙げるとか、一時的な満足のために食べ物や衣服を消費したりとか。
今、ここの幸せも大切。けれどもそれだけに心を奪われすぎると、幸せを感じることができなくなってしまうこともある。
友人に合わせなきゃいけないプレッシャーを感じたり、自分を取り繕ってストレスを感じたり。
そんな時にふと今、ここだけでなく、もっと広い視点に立って物事を見ると、良い意味でいろんなことがちっぽけな出来事だとわかると思うんです。
その視点は、毎日自然の世界と向き合って入る農家さんが持っているもの。
作物を育てるために、未来のことを考える時の視点。
農家さんは私にそんな気付きを与えてくれました。
おわり🌳